20代のときに異性とお付き合いしたことがあります。
好きになって、お付き合いしました。

これがアセクシャルを語ることを躊躇する理由ですが………

このひとつの事実だけで、今の苦しさを吐き出す場所が作れないのはもう耐えられない。

あれは確かに恋愛感情だった。

お付き合いしてから１ヶ月後に、

異変にはすでに気づくのですが。

両思いになった。

嬉しかった。

1週間後に、すでになんだか付き合う前の気持ちが薄れていた。
キスをした。

ヨダレがついて汚いと、思った。

１ヶ月後に、彼から

「前よりもっと、好きになった」

その言葉にさらに私は青ざめた。

明らかに自分の気持ちと反比例している。

なにがあったわけでもない。

彼は付き合う前と何も変わっていない。

2ヶ月後、彼が意外と嫉妬深いことに気づいた。

私を好きで、追いかけて、自分のものだけにしようとする。

……気持ち悪い…………

私は友達としての彼が好きだったのか、

人として好きだったのか、

雄に変わってしまった彼に愕然とした。

それからは、彼を傷つけることへの罪悪感から、ひたすら耐えた。

友達にこの感情を話しても、

？？？

のマークが頭の上に飛んでいるのが見える。

恋愛感情の先にある、人間愛を目指して耐えた。

いつ人間愛は
芽生える？！

寝食を共にして、裸で寝て、スッピンを見せて、悪い部分を全て見せたら生まれる？！

そんなものは歩いても歩いても向こう側にはなかった。

どんどん、私の態度とメールは、冷たくなっていき、

彼の気持ちも冷めてしまったらしい。

人生ただ一度のおつきあいは終わった。

南無。